20歳のときに外構工事で起業し、月収100万円を5年目で達成しました。
実際に会社経営している社長の目線から、就職すべき会社を見極める方法を教えます!
まずは結論ですが、なるべく多くのことを経験できる中小企業に就職してください。
なぜならば、外構・エクステリア業界で独立して大きく稼ぐためには、外構のスキルだけでなく、会社運営の知識や取引先、同業者などとの多様なつながりが必要だからです。
- 中小企業:社員が少ないので、入社すると担当できる仕事の幅が広い。
- 大手企業:社員が多く役割が決まっているから、入社しても決まった仕事しかできない。
というイメージです。
とはいえ、中小企業もいろいろなタイプがありますので、その選び方を解説していきます。
- 本記事の内容
- 会社選びのポイントは業務の守備範囲で決める
- 求人情報を見極める3つの方法
- 本当に就職すべき会社なのか?面接や電話で聞くべき5つの質問
この記事を読むと、 独立するために必要な経験ができる「就職すべき会社」を見極められるようになります。
会社を選ぶポイントを知って、月収100万円への第1歩を踏み出してください!
1.会社選びのポイントは「業務の守備範囲」
- 大企業ではなく、中小の建設・外構・エクステリアの会社や街の工務店を選ぶ。
- 「より多くの経験ができるかどうか」が会社選びのポイント。
将来独立した時に必要なのは現場レベルの力だけではありません。
仕事を見つける営業や契約、資材の発注、取引先とのやりとり、お客さんとのコミュニケーションなど、 会社を運営するすべてのことを1人でやる必要があります。
ですので、1つでも多くの経験ができる会社を選ばなくてはいけません。
大きめの会社に入ってしまうと任される仕事は限られてしまい、 独立できるだけのスキルを身に付ける事は難しいです。
だからこそ、中小企業に就職することをおすすめします。
中小企業に入れば、業務を幅広く経験しやすいです!
ただ、1つだけ注意点があります。
ある業種に特化している会社は選んではいけません。
なぜならば、あなたの独立に対して、会社の反感が非常に大きいからです。
イメージが湧きにくいと思いますので具体例をあげます。
- ■新築の外構工事に特化した会社の場合
-
- あなたが独立して「新築特化」の会社を設立。
- 元の会社にとっては「強力なライバル」が出現する。
- それが「自分たちで育てた若手社員」なので反発が強くなる。
- ■業務の守備範囲が広い会社の場合
-
- あなたが独立して会社を設立。
- 元の会社の守備範囲が広いので、「強力なライバル」にはなりにくい。
- あなたの勤務態度によっては、仕事を振ってくれる応援者になる場合もある。
お世話になった会社にライバル視されると、仕事的にも人間関係的にもやりづらいですよね。
ですので、 「外構工事ならなんでもやってます」と手広くやっている中小企業を探すことが大切になります。
2.求人情報を見極める3つの方法
- 幅広い業務を経験できそうか?
- 自分のやっていきたい方向性とあっているか?
- 会社の雰囲気はどんな感じか?
まずは求人情報をチェックしていきましょう。
大手サイトには外構工事の求人も多くのっているので、以下のサイトなどから探してみてください。
その上で大事なのは「職務内容紹介」を見比べることです。
職務内容紹介に注目する
求人情報の1番最初にあるのが「職務内容紹介」です。
何社も見ていくと、会社によって内容もボリュームもかなり違うのがわかると思います。
「求人情報で1番目立つ場所にどんな情報があるか?」はかなり重要です。
- 給与や雇用形態、募集人数などの基本情報しかない会社。
- 仕事内容や社長の思い、会社の今後の道筋が具体的に書かれている会社。
職務内容紹介だけでも会社の雰囲気が伝わってきますよね。
私は「職務内容紹介」は手紙だと思います!
これから新しく仲間になる人に、会社はどのようなメッセージを届けているでしょうか?
- 幅広い業務が経験できるか。
- 外構系や造園系、エクステリア系など、自分がやりたいことができるか。
上記のことも大切ですが、 求人情報を読んで「一緒に働いてみたい!」と思えるかどうかも大事なポイントとなります。
少なくとも数年間は一緒に働かせてもらう場所なので、気持ちよく働ける場所を選びたいですよね。
「職務内容紹介」を中心に何件もの求人を見比べて、「話を聞いてみたい」「仲間に入りたい」と思える会社を探していってください。
ホームページを見る
「会社のことを知る」ためにも、ホームページを確認することはとても重要です。
求人情報にのせられる情報は限られているので、ホームページでより具体的にその会社のことを調べていきましょう。
- 会社の業務内容や特色。
- その会社が実際に工事したものの写真。
- 社長さんや社員、会社の雰囲気。
ホームページからは上記のようなことがわかると思います。
またホームページを作るにはそれなりに費用がかかります。
しっかりとしたホームページを用意している会社は資金があり、広告・宣伝を強化して手広く営業し、収益をあげている会社と見ることもできます。
「資金力・営業力・仕事のスキル」などが確かな会社を選ぶと、 そこから学べることも大きいですね!
SNSを見る
最近では会社や社長さん、社員の方がSNSで情報発信している場合もあります。
具体的にいうと、以下のようなSNSです。
- You Tube
その会社のリアルな情報が知れたり、業務の具体的な理解にもつながり場合があります。
すべての会社がSNS発信をしているわけではありませんが、SNSの有無もチェックポイントとなります。
3.本当に就職すべき会社なのか?面接や電話で聞くべき5つの質問
- 求人やホームページからではわからないこともある。
- 面接や電話で質問して、その会社で独立に向けた経験ができるのか調べる。
会社を経営している社長の視点から、就職すべき会社を見極める質問を教えます!
質問①:業務内容と業種
その会社でできる仕事がどんなものなのか、具体的に確認しておきましょう。
外構・エクステリア工事の会社の業務内容の一例です。
- ブロック塀の工事
- 重機で土を動かす工事
- 植木の植込み等を行う工事
- フェンス・門扉等を取り付ける工事
- ガラス割れの修理
- 物置の組立や住宅の改修
- 屋根・雨どい・外壁などの工事
- 左官・造成など仕上げに関わる部分
外構・エクステリア工事の会社と一言でいっても会社によって業務内容は異なりますし、得意とするものも違います。
将来独立したときにできることを増やすために、いろいろな業務ができそうな会社を選ぶことが大切です!
質問②:従業員の人数
結論から言えば、「5人から15人位の規模の会社」がおすすめです!
理由は以下の通りです。
- 従業員の人数が多いと会社が安定するので、急な倒産などの心配が減る。
- 一定数の人数がいることで多様なスキルを学べ、人とのつながりも広がりやすい。
小回りのきく小型の会社に就職して、仕事の最初から最後まで、すべてに責任を持って関われる職場を見つけることが大切です。
質問③:社員の年齢層
これも結論からいうと、「若手から中堅、ベテランまで幅広い年齢層がいる会社」が望ましいです。
特に「中堅〜ベテラン層」の方は、ちょっとやそっとでは真似できない職人スキルをお持ちの人もたくさんいます。
日々の仕事だけでなく、仕事上がりのご飯やお酒などのお付き合いも含めて、先輩たちの仕事ぶりや知識、経験をたっぷりと見聞きしてください。
独立するまでの数年間は、給料をもらいながら先輩たちのスキルを学べるボーナスタイムですよっ!
質問④:会社の活動範囲
活動範囲の広い会社を選ぶことも大切です。
なぜならば、その会社が活動しているエリアが広ければ広いほど、色々な仕事を幅広くやっている会社といえるからです。
逆に、エリアが限られている会社は注意が必要です。
これは私の肌感なのですが、営業エリアが狭い会社は業務内容がある領域に特化している傾向があります。
もちろん、就職した会社の営業エリア外で独立すれば問題はないと思いますが、念のため、事前に押さえておいてください。
質問⑤:会社の方向性
就職する会社の「これからの経営方針」をしっかりと確認しておきましょう。
- 規模を拡大して業務も社員数も増やしていく。
- 新規事業を立ち上げたばかり。
- 社員の代替わりが近いので、しっかりと若手を育てていく。
求人の職務内容紹介に書いてある場合もありますが、電話をしてさらに詳しく聞いてみたり面接のときに質問をするなど、自分のイメージとあっているか確認していきましょう。
ここまでが就職先を探す方法の解説でした!
最後に、就職後に注意することをお伝えします。
【味方を増やせ!】就職後にやるべき4つのこと
- 「3年で独立する」などとゴールを先に決めておく。
- ゴールから逆算して必要なスキルを磨き、人とのつながりを広げていく。
- 職場の人たちから信頼されるように行動する。
就職して外構工事のノウハウを身に付け、独立して大きく稼いでいく。 そのためには「何年で独り立ちするか」と明確に決めておく必要があります。
具体的な数字を決めれば「今何をするべきか」というのがはっきりし、目的に向かって行動を積み重ねることができるからです。
ここでポイントになってくるのは「職場の人たちに信頼されるかどうか」です。
周囲の人たちに信頼され可愛がってもらえればたくさんのことを教えてもらえるし、大事な仕事も任せてもらえて経験値がアップします。
そして何より、「独立したい」と会社に伝えた時に応援してもらえるからです。
あなたの働きや人間性がよければ、独立後も仕事を振ってくれるなど味方になってくれることもあります。
就職してからの数年間は、独立後の成否を決める重要な時間とも言えます。
では、職場の人に応援してもらうために「あなたがやるべき4つのこと」を解説します。
①:礼儀正しくする
しっかりとあいさつをして、言葉づかいを丁寧にし、服装や身だしなみに清潔感を持ってください。
つまり「自分は社会人です!」と態度で周囲に示すということです。
これがちゃんとしていないと、あなたのことを育ててあげたい、助けてあげたい、という周囲の人の気持ちは生まれません。
それでは、独立どころかその会社でのスキルアップも難しくなります。
礼儀とは「相手を大切にすること」です。
仕事で関わるすべての人をあなたが先に大切にすることで、あなたも多くの人から大切にしてもらえます。
②:素直に先輩の話を聞く
素直に聞けば「もっとこの人に教えてあげよう!」と思ってもらえます。
「でも…」「それはできないですね」などと言っていると、「この人に教えるのはやめよう」と思われます。
あなたが目指すのは数年で独立して大きく稼ぐことですよね?
それならば多少のことは気にしないで、「はいっ、わかりました!」と素直になることが必要です。
「独立して月100万」は決して夢物語ではありませんが、そう簡単でもないのは事実。
短期間でがむしゃらに学んでいかないといけないので、職場で出会う人や起こる出来事はすべて「先生」と思って、どんどん吸収していきましょう!
③:人一倍働く
つまり、以下の通りです。
- 誰よりも先に手を上げる。
- 誰よりも先に動く。
- 誰よりも仕事をする。
すると、
- 仕事のスキルが爆上がりする。
- 職場からの信頼度が爆上がりする。
- あなたの味方が増える!
となり、月収100万円が大きく近づいてきます。
もちろんお金だけがすべてではありませんが、自分の頑張りがはっきりとした数字になるのは大きなやりがいを感じます。
何かに夢中になっていると数年間なんて本当にあっという間に過ぎていきます。
この数年が「人生の勝負所」と考え、誰よりも働いてください!
④:時間を守る
ここまで解説してきましたが、①〜③がどんなにできても時間を守れないとすべて崩れていきます。
それくらい「時間を守る」ということは社会人にとって重要なのです。
いくら仕事ができても、いくら素直でも、時間を守れないと信用されなくなってしまうので気をつけてください。
まとめ:あなたは「いつ」頑張りますか?
- より多くの経験ができる中小企業を選ぶ。
- 求人の職務内容案内を熟読し、ホームページやSNSもチェックする。
- 業務範囲や従業員の人数、年齢層、会社の方向性などを質問する。
上記のような部分に着目し、会社選びを行ってください。
そして、就職してからが本番です!
独立する期日を決めて、そこから逆算して、とにかくがむしゃらに働く日々となります。
「いやぁ、自分はそんなにできないなぁ」と思うかもしれませんが、体力が1番ある「今」頑張るほうが良くないですか?
時間がたてばたつほど体力は衰えていきます。
「将来の自分」を楽させるために、「今」頑張ろうと私は思います。
大きく稼いでいきたいと思う方は、この記事を参考にぜひ行動してみて下さい。