外構工事ってなんか稼げるらしいけど、実際にどんなことやるんですかね?
初心者にもわかるように教えて下さい。
こんなお悩みを解決します。
- 本記事の内容
- 【基本情報】外構・エクステリア工事とは「家の外回り工事」のこと
- 【リアル情報】作業内容・給料・向き不向き・やりがいなど
- 【ロードマップ公開】外構工事で月100万稼ぐまでの手順
- 記事を書いた人
- 20歳に建設業で起業し、1人親方からスタート。
- 借金3000万円のどん底から月収100万円を5年目で達成。(現在6年目)
- 現在は社員1人を抱えて建設業をやりつつ、コンテナ事業、ネット事業で月100万を稼ぐ。
- エクステリア造園CADの『オーセブン』のコンテストで外構図面の特別賞を受賞。
外構工事は体力のいる仕事ですが、「絶対に稼いでやる!」というやる気があれば月収100万円を目指せます。
私も実際に5年目で月収100万を達成できました!
この記事の前半では「外構工事の基本的な内容やリアル情報」について、後半では「月100万円を達成する手順」をまとめました。
「大きく稼ぎたい!」と思う方は、ぜひ記事を読んで行動に移して下さい。
外構工事の基本情報
「外構・エクステリア工事」と聞いても、何をやる仕事なのかパッと思いつかないですよね。
実際の写真も利用しながら、初めての人にもわかるように説明していきます。
外構・エクステリア工事とは「家の外回り工事」である
ひと言でいえば、「家の周りにあるものすべて作る」ことです。
実際に作るものの一例です。
- 庭の門
- 門から玄関までの通路の装飾
- フェンスや石垣、生け垣
- 玄関前の手すりやスロープ
- 駐車スペースやカーポート
- 駐輪場
- カーポートやガレージ
- 郵便受け
- 物置や倉庫 など
みなさんが普段家の周りで何気なく目にしているものは、「外構工事」の作業員や職人さんが作っています。
外構工事の1日の流れと具体的な仕事内容
次に、外構工事の現場で働くとどんな感じなのかを説明します。
1日の流れ
現場によって多少のちがいはありますが、基本的な流れを紹介します。
- 7時〜8時には事務所や現場へ集合。
- 2時間程度の作業。
- 30分ほど休憩する。
- 1時間30分程度の作業。
- 1時間休憩する。
- 2時間程度の作業。
- 30分ほど休憩する。
- 1時間30分程度の作業。
- 基本的に17時に作業が終了し、片付けなどして帰りは18時くらい。
なんか、休憩が多くていいですね!
たしかに通常の仕事と比べると休憩が多いかもしれません。
外構工事は体力をつかいますので、ガッツリ働いて、しっかり休むことを大切にしています。
また、現場の特徴として作業が終われば13時でも帰れたり、雨の日は仕事が休みになることもあります。
具体的な仕事内容
文字だけだと伝わりづらいので、まずは作業風景を見て下さい。
こちらは電動ハンマーでブロック塀を撤去しています。
外構工事では様々な工具を使用するので、体力だけでなく器用さも必要です。
コンクリートを流し込むために土を取り除く作業をしています。これを鋤(すき)取りといいます。
基本はショベルカーでやりますが、配管の近くなので手作業で丁寧に土を掘っています。
コテで丁寧にコンクリートを整形して、段差をなくしています。
キレイに仕上がるととても気持ちいいです!
こちらは電動ドライバーでネジをしめて、テラスの床材の固定をしています。
住んでいる方が毎日つかう場所ですので、間違いのない作業で安全な場所にする必要があります。
その他にも、次のような作業があります。
- ブロック積み
- カーポート設置
- 生コンクリートの流し込み
- テラス・ウッドデッキ設置
- 目隠しフェンス・境界フェンス設置 など
家の周りにあるものは、職人さんが1つ1つ丁寧につくっています。
未経験、1年目の主な仕事内容
具体的な仕事内容としてお見せした画像は、すべて熟練の職人たちが行います。もしあなたが外構工事で働いたら、まずは先輩たちのお手伝いからスタートします。
材料や工具を運んだり、何かを取り付けるときに押さえたりするのがあなたの役目です。
現場の掃除や片づけも1年目の大事な仕事です。
現場がスムーズに回るように手伝いつつ、先輩たちがどのように作業をしているのか見て学んでいきます。
外構・エクステリア工事の給料|稼ぎたいなら独立を目指せ!
外構工事の会社に就職をした場合、初任給は20万前後だと思います。こちらは参考資料です。
引用:求人ボックスより
あれ、月収100万ってムリじゃないですか??
会社に所属していたら月収100万はキビシイです。
大きく稼ぐためには、会社である程度の経験を積んて独立することが必要です。
この記事の後半では「どのくらいで独立をすればいいか」「独立をするための準備やその手順」などをまとめていますので、気になる方はそちらも参考にしてください。
すぐに読みたい方はこちらからどうぞ。
外構工事に向いてる人と向いていない人の特徴|稼げる人はここが違う!
外構・エクステリア工事の仕事環境は、ざっくり表現すると3つの特徴があります。
- 体力勝負
- 基本的に屋外での仕事
- 職人の世界
工具はつかいますが、とにかく自分の手足を動かして作業をします。もちろん重いものもたくさん持ちますし、高い場所での作業もあります。
また、屋外での作業がメインですので夏暑く冬寒い環境です。
職場の人間関係は男の社会。しかも、職人さんという独特の世界でもあります。(といっても、特別”こわい”というわけではありません。私が出会ってきた方々はいい人が多いです)
年齢層は会社によって異なり、若手中心なところもあれば年配の方が多いところもありますね。
こんな外構工事に向いている人・そうでない人を、「稼げるか?」という視点からまとめます。
外構工事で稼ぐのに向いている人の特徴
- ① 何事も続けられる
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- 体力や器用さなども重要ですが、最初からその力がなくても大丈夫です。
- 毎日コツコツ続けて自分をレベルアップさせられることが、ハードな仕事である外構工事には必要です。
- ② ”負けない”という強い気持ちがある
-
- 親方や先輩に怒られたら当然落ち込みますが、へこたれない強さが必要です。
- また、暑さ寒さに負けず、肉体疲労にも負けない強い気持ちが求められます。
- ③ 努力できる
-
- 稼ぐ人は誰よりも努力しています。
- 最初の1〜2年は誰よりも働いて仕事を覚え、「やる気があるな!」と思ってもらえるようにしましょう。
外構工事で稼ぐのに向いていない人の特徴
- ① すぐあきらめる
-
- すぐにあきらめる人はどんなことにも向いていません。
- 「外構工事で稼ぐんだ!」という強い気持ちを持って挑戦してください。
- ② 文句が口癖になっている
-
- すぐ文句を言うとやる気も出ませんし、何より周囲の人が嫌な気持ちになります。
- 周りの人からの信頼を得ることが大きく稼ぐことにつながりますので、文句ではなく自分の行動でものごとを変えていく必要があります。
- ③ 努力しようとしない
-
- 言われたことだけやるような態度では、大きく稼ぐことはできません。
- 「どうしたらもっと良くなるか?」と常に上を目指して努力することが大切です。
未経験でも外構工事で稼げるのか?
未経験でもまったく問題ありません。大事なのはやる気です。
「この世界で行きていく」という強い気持ちを持っていることが大切で、体力やスキルなどはあとからついてきます。
たとえ最初はうまくいかなくても地道に努力し続けていれば、先輩たちはあなたを応援してくれます。
人のつながりがあなたの力になり、それが大きな稼ぎにつながっていきます。これは私の実体験です!
外構・エクステリア工事の仕事のやりがいとキツイところ
どんな仕事にも楽しいところやそうでないところはあるものです。
私が実際に働いて感じているところをまとめます。
外構工事の良い点・やりがい
- ① 工事が完成すると『作品』ができて嬉しい
-
- 外構工事は自分の努力が形になるのが特徴。
- 上記画像のように、出来上がると『作品』を作り上げたように感じるほど喜びが大きい仕事です。
- また、”職場の仲間と作り上げた”という誇らしい気持ちも味わうことができます。
- ② 仕事の数をこなすごとに自分の成長が実感できる
-
- 手先や指先、体の感覚などをフルに使うのが外構工事の仕事。
- 慣れるまでは時間がかかりますが、回数を重ねることで知識や技術がレベルアップするのがわかります。
- 自分の努力が形となるので、成長が実感できてとても楽しい仕事です。
- ③ 技術が上がると仕事の時間配分なども決めやすくなる
-
- 経験や技術がついてくると作業時間に見通しを持てるので、自分のペースで仕事ができるようになります。
外構工事のキツイところ
- ① 重たいものを持ったり汚れたりする
-
- 外構工事はとにかく力仕事。木材や石材など重いものを持つことが多い。
- また、土やドロ、ホコリなどで汚れるのが基本。
- ② 朝早く 夜は遅い
-
- 7時台に出勤することが多いので、朝は早起きが必要です。
- 通常ならば帰りは遅くないですが、月収100万を目指して独立した場合は事務作業なども増えるので、帰宅後も仕事をすることがあります。
- ③ 現場では全部が思ったとおりに進むわけではない
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- 雨でスケジュールが伸びたり、現場に行くと図面とサイズ感が違って作業が進まないなど、色々なトラブルが起こるのも現場ならではです。
どんな仕事にもある良いところやキツイ部分を「仕事の特徴」ととらえ、自分に合っているかと考えてみてください。
私は外構工事のキツイ点も含めてこの仕事が大好きです。
もちろん大変なこともありますが、仕事の仲間たちと一緒に一生懸命やっていれば気持ちもどんどん強くなり、何事も乗り越えていける精神になります。
外構工事は自分の成長を感じられるやりがいの大きい仕事だと思います。
外構工事で月100万稼ぐまでの手順
月収100万を達成するためには個人事業主として独立する必要があります。いわゆる「1人親方」というやつです。
ただ、いきなり独立するのは大変なので、1度就職して2〜3年ほどスキルを身につけたり、人とのつながりを広げていくことをおすすめします。
この章では「月収100万への流れ」を説明します。
【手順①:就職する】大手の会社には就職しない
外構工事で就職する場合、就職先はいくつかあります。
就職先の種類
- 大手建設会社
- 中小建設会社
- 町の工務店
就職先の選び方
結論を先に書くと「町の工務店」や「中小建設会社」がおすすめです。
なぜならば、小さな会社のほうが外構工事のすべてを学びやすいからです。
目的は「個人事業主として独立して月収100万稼ぐこと」ですので、自分1人で仕事をまわせなくてはいけません。
大きい会社ですと業務が分散化され、部分的にしか仕事に関われない場合があります。また、付き合う業者も決まっていることが多く、「人のつながり」という面でもデメリットになります。
会社を選ぶ基準は「より多くの仕事内容に触れられる」「より多くの人とつながりを持てる」という2つとなります。
就職先の選び方について詳しくまとめた記事がありますので、気になる方はそちらもチェックしてください。
【手順②:修行する】就職して2〜3年でやるべきこと
大きく分けて2つあります。
【外構工事のスキルを磨く】自分から動かないと誰も教えてくれません
厳しいことを書きますが、自分から動いていかないと誰もあなたに技術を教えてはくれません。だから、「こいつ、やる気があるな!」と思ってもらえるように誰よりも働くことが大切です。
入社したての頃は荷物持ちや片付け、掃除など、あなたにできることは雑用くらいしかありませんが、そこで積極的に行動しましょう。
- 人の倍は動く。
- 人が嫌がる仕事を進んでやる。
- 現場で必要なものを察知して、率先して動く。
仕事のジャマをしない範囲で、先輩たちにもどんどん質問しましょう。
「やる気がある」「仕事を覚える気がある」と思ってもらえれば、先輩たちの熟練の技術をそばで見せてもらえたり教えてもらう機会も増えます。
就職した2〜3年間は「月収100万」のために、自分の体力や時間をすべて投資するつもりで働いてください。ここが大事な勝負どころです!
【人とのつながりを広く太くする】あなたの応援者を増やせ
外構工事のスキルを教えてくれるのも、独立後にあなたに仕事をもってきてくれるのも、すべて「人」です。だから、務めている2〜3年間に「あなたのことを応援したい!」と思ってもらえる人を増やさなくてはいけません。
では、どうしたらいいでしょうか?
答えはかんたんです。先にあなたが周囲の人に「貢献」することです。
- 人の倍は動く。
- 人が嫌がる仕事を進んでやる。
- 現場で必要なものを察知して、率先して動く。
あれ、これさっきと同じじゃないですか?
そうです。経験のないあなたができるのは「誰よりも働き、誰よりも気づかいをする」ことです。
あなたができることは多くはないですが、先輩たちが働きやすい環境をつくることはできます。
今できることを最大限やっていれば、周囲の人たちから好かれ、あなたの応援者が自然と増えていくと思います。
仕事の基本ですが、「挨拶をする」「時間を守る」「礼儀正しくする」ということもあなたの信用をつくりますので忘れないでください。
【手順③:独立する】独立前後でやるべきこと
独立は環境がガラッと変わるので、その前後にはやるべきことがたくさんあります。
【独立前にやるべきこと】お金と仕事の準備をする
外構工事に関わることから事務的なこと、金銭的なことなどがあります。
- ① 100万円は貯金する
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- 開業資金としてある程度のお金が必要です。
- ② 道具を買いそろえる
-
- 独立したら道具はすべて自分で用意します。
- ③ 事務作業を覚える
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- 請求書や契約書、見積もりなどの作成方法を学ぶ。
- ④ 独立後の仕事先を見つける
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- 仕事を提供してくれる会社を2社くらい確保できると安心。
- 理想は務めている会社から仕事をもらえること。それまでの会社との信頼関係で決まります。
【独立後にやるべきこと】それまでのあなたの積み重ねが生きてくる
- ① 年金や保険を切り替える
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- 役所で「国民年金」や「国民健康保険」などに切り替える必要があります。
- ② 現場に応援で入りながら、人とつながっていく
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- 独立したてのころは単発の仕事に呼んでもらって働くことも多い。(これを応援といいます)
- ここでも人のつながりを大事にして次の仕事につなげたり、自分が人手を必要なときに応援に呼べるようにすることが大切です。
- ③ 「下請け」から「元請け」になる
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- 他の会社が受けた仕事の手伝いをするのが「下請け」で、独立後の大事な収入源です。
- ただ、「下請け」だと月収を高めづらいので、自分が依頼主から直接仕事を受ける「元請け」になる必要があります。
- そのためには「人とのつながり」や「確かな技術」が不可欠です。
- 月収100万を達成するために、就職1年目から先を見すえて行動していきましょう。
【まとめ】3年後のイメージを持って一歩ふみだそう
「20代のうちに大きく稼ぎたい!」と思っている方には、外構・エクステリア工事はおすすめです。
繰り返しになりますが、外構・エクステリア工事とは「家の外回りの工事」のことで、家の門やフェンス、カーポート、駐車場、物置などなんでも作る仕事です。
また、このブログでは始めの2〜3年は就職して、それから独立する(個人事業主になる)ことをおすすめしています。
雇われるのではなく自分の力で稼ぐことで、やりがいも収入も大きくなるからです。
未経験でも誰よりも身体を動かして一生懸命働けばスキルは少しずつ上がり、あなたのことを応援してくれる人が増えていきます。
3年後は一国一城の主になるイメージを明確に持って、新しい挑戦にふみ出していってください!